からだの仕組み

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からだは機能している

からだに生じる張りや痛みの種類

30代を過ぎれば徐々に生じる、張りや痛み。最近は、子供でも現れるそうです。
このほとんどの原因は、本来あるべき骨の位置が、骨格や筋肉、靭帯、腱によって、構造上歪んだ状態を一般的には姿勢が悪いと言っています。そのからだを支えている基礎となる部分が、足首から先にある「足」です。
足が正しく使われていなければ、歩行時に受ける体重の5~7倍の衝撃に耐えることが出来ません。身体は骨と腱でつながっているため、耐えることが出来なくなった衝撃が、膝や股関節に不自然な動きを作り、背骨、首、頭部へと伝わります。膝痛、腰痛、肩こり、首が痛い、頭痛と様々な問題は、土台となっている「崩れた足」が原因で引き起こしています。


足が体に問題を引き起こす仕組み

足に問題を抱えている日本人が96%と言われています。そのうちの7~8割を占めるのが、よく言われる扁平足という「過剰回内」という足の変形です。回内の原因は、靴や成長過程、怪我、感染症など、さまざまありますが、正しくケア出来ないことで、扁平足人口は増えていくばかりです。これも、足病学が世界に比べ約100年遅れていることにあります。

偏平化された足「過剰回内」が体を歪ませてしまうメカニズム

①偏平化されることで、足が内側に傾斜します。
②脚がそれにつられ、内側に捻じれます。
③脚から繋がる大腿四頭筋が骨盤を貫けて腰骨に繋がっており、内旋により骨盤を傾斜させます。
④骨盤は仙腸関節を通じて、上半身を前に傾斜させます。
⑤三半規管の働きで頭を地面に平行に保つように背骨や筋肉を使ってバランスを取ります。
⑥前に傾いては倒れてしまうので、それを背中方向に反ります。(反り腰)
⑦その状態でも身体は支えられないので、再度前に傾斜します。(猫背)
⑧その斜めに傾いた背骨の影響で、肩が垂直の肩甲骨(けんこうこつ)が前方方向に傾斜します。(巻き肩)
⑨傾斜した背骨の先に頭があって、頭を平行に保つので顎が上がります。(ストレートネック)
姿勢の悪さは、老化や体質だけが原因ではなく、足の偏平化が主な原因のひとつです。


足の骨格のゆがみから全身のゆがみへ

足の歪みはただ、扁平足と一言では片づけられません。
「アーチ」が上手く機能していない扁平足だと、身体の重みや衝撃をうまく吸収、分散できずに、常に足のどこかのみに力がかかってやがて、足のトラブルにつながります。そうなると、歩く度に痛みを感じ踏み返す動作がうまく出来なくなります。痛くない方へと不自然に力を使ってしまい、癖のある歩き方になり全身の骨格に影響を及ぼしていくのです。若いうちは、さほど痛みを感じなくても、年齢を重ねていくと身体全体の骨格が硬くなり痛みを感じるようになります。
今、足のトラブルはないと思っていても、姿勢が良くないと言われる人や靴底の左右の減り方が違う人、靴底の内側ばかり減る人は将来要注意です。


当店は予約制です。ご検討の場合、無料で足やからだの診断、オーソティクスの体験ができます。